Watanabe/Tanakadate/仙波/小島/内藤/ローゼンスーパー・デラックス十五周年:その11
開場 19:30 / 開演 20:00
料金 前売3000円 / 当日3500円 (ドリンク別)
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〒106-0031
東京都港区西麻布3-1-25 B1F
Tel 03-5412-0515 / Fax 03-5412-0516
Kaoru Watanabe ~音緒Néo~
ニューヨークを拠点に活躍する作曲家、篠笛・和太鼓奏者のKaoru Watanabeが華々しいゲストを迎え、SuperDeluxeに帰ってくる。今回Watanabeが披露するのは彼の最新アルバム「音緒」に収録されている楽曲の数々。ヨーヨーマやシルクロードアンサンブルをはじめ様々なジャンルのアーティストとコラボレーションを重ねる傍ら、近年は映画監督マーティンスコセッシやウェスアンダーソンの映画音楽も手掛けるWatanabeがアルバム「音緒」で描き出すのは、どこか昔の日本を彷彿とさせるような懐かしさの中に、ジャズ、インド古典音楽、近現代クラシックやインプロビゼーションの洗練された要素を鮮やかに絡め取った、Watanabeにしかない音楽観。このライブでは、Kaoru Watanabe自身とその弟子、ピアニストであり和太鼓奏者のFumi Tanakadateとのデュオを軸にすえ、ゲスト陣には邦楽囃子方としてもロック・ジャズドラマーとしても権威として尊敬されている仙波清彦、Watanabeと同様元・鼓童で、テクニック・表現共につきぬけた凄腕の和太鼓演奏家・作曲家の内藤哲郎、舞踊から生み出す独創的な世界観で人々を魅了し続ける小島千絵子(鼓童名誉団員)、と豪華な面々が顔を揃える。加えてビジュアルアーティストのDaniel Harris Rosenがデジタルとアナログを交錯させたプロジェクションで音を視覚的に演出。絶対見逃せないスペシャルライブ!
出演:
Kaoru Watanabe(太鼓、篠笛)
Fumi Tanakadate(太鼓、ピアノ)
スペシャルゲスト:
仙波清彦(パーカッション)
小島千絵子(舞、太鼓)
内藤哲郎(和太鼓)
ダニエル・ハリス・ローゼン(映像)
出演者詳細:
Kaoru Watanabe
篠笛、和太鼓奏者、作曲家。ニューヨーク、ブルックリン在住。長きにわたり、日本の伝統音楽と現代的な作曲技法を融合させる。和太鼓集団「鼓童」に10年近くメンバー兼演出家として在籍。2006年独立以降、人間国宝の坂東玉三郎,ジェイソン・モラン、ヨーヨー・マ&シルクロードアンサンブル、書道家柿沼康二、映画監督ウェス・アンダーソン、マーティン・スコセッシ等とコラボレーションを行う。カーネギーホールをはじめ、リンカーンセンター、ケネディセンター、メトロポリタン美術館、ホイットニー美術館、歌舞伎座、京都四條南座、ブルーノートニューヨーク等名だたるホールで公演を重ね、近年は北・南アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアでコンサート・ワークショップを行う等、世界へ活動の場を広げている。また今春には、日本の伝統音楽にジャズをはじめとするあらゆる西洋音楽の複雑な即興・作曲法の要素を取り入れ、新しい世界観を提示したアルバム、「Néo」をリリース。演奏活動を精力的に行う一方、指導・文化伝承活動も力を入れており、太鼓用品を扱う老舗の宮本卯之助商店が世界に発信するeラーニングサイトkaDONで太鼓、篠笛の講師を務めている。その他にもプリンストン大学、ウェズリアン大学、コルビー大学、ディキンソン大学で講師として招待され、教鞭を執る。
www.watanabekaoru.com
Fumi Tanakadate
ニューヨークを中心に活動している和太鼓奏者、ピアニスト。篠笛・和太鼓奏者である渡辺薫の芸術性に惹かれて以降、渡辺の元2011年より和太鼓を軸に修行を積む。クラシック音楽と岩手県でのさんさ踊りの両方のバックグラウンドを持つ田中舘は、日本の祭りや伝統芸能からくる懐かしい音色に、ジャズをはじめとするあらゆる西洋音楽の複雑な即興・作曲法の要素を取り入れ、新しい世界観を生み出している渡辺のアンサンブル、音緒のメンバーとしてすぐに頭角を表す。ニューヨークのJoe's Pub、ShapeShifter Lab、National Sawdust、Nublu といった音楽スポットやメトロポリタン美術館で公演を行い、鼓童名誉団員の小島千絵子、石塚由有、金子純恵(三味線)、Shane Shanahan (パーカッショニスト)、On Ensemble、Alicia Hall Moranなど多数のアーティストと共演。Kenny Endoの40周年を祝したアニバーサリーツアーでも演奏し、2016年末には渡辺薫、鼓童の住吉佑太と共にツアーでカリフォルニア、ニューヨークを廻る。
仙波清彦
1954年東京都生まれ。邦楽囃子方仙波流家元・仙波宏祐の長男として生まれ、3歳のころより父に師事し、日本伝統打楽器(小鼓、太鼓)を学ぶ。 10歳で歌舞伎界に入り、国立劇場や歌舞伎座などの多くの舞台に出演。東京芸術大学在学中には邦楽技能優秀者に与えられる「安宅賞」を受賞する。デビュー以後、様々なバンドを作り、ドラム、民族パーカッション、おもちゃ、他、音の出るもの全てを駆使し日本のみならず世界で活躍している。愛称は「師匠」
小島千絵子
1976年「佐渡の國鬼太鼓座」に入座。1981年「鼓童」創設メンバーで、太鼓中心の舞台の中で独自の舞踊の世界を切り拓いている。鼓童の舞台と同時に新たな出会いを求め、ソロ・パフォーマンス「ゆきあひ」などを展開し国内外のアーティスト、太鼓グループとの共同制作を繰り広げている。2006年「アマテラス」で初代アメノウズメを演じ、鮮烈な印象を残した。2012年、鼓童名誉団員に選定。2012年より4年間「鼓童佐渡特別公演」の演出を務める。道成寺物語をもとに太鼓と舞の舞台作品作りや、2015年には初の写真集『襲の清姫物語り』を発表した。
内藤哲郎
高い技術に裏打ちされた、繊細な表現とその音色の美しさは他の追随を許さない。1991年太鼓芸能集団「鼓童」に入座。舞台での演奏のみならず、作曲や演出も手掛けアルバムにも多数収録。2002年鼓童より独立後、様々なアーティストのアルバムに参加し、国内外のツアーに同行する。同時に自身のユニットの公演、ツアー、プロデュース、レコーディング、作曲、指導と、幅広く活動。和太鼓という極めて原始的な楽器を駆使した表現やその魅力・可能性を追求し続けている。
ダニエル・ハリス・ローゼン
ダニエル・ハリス・ローゼンは東京を拠点に、日本のアート業界で25年以上活動している日英バイリンガルなクリエイティブディレクター。自身も元は現代アーティストであり、キュレーター、VJ、映像ディレクター、としても活躍中。ライブでは、事前に用意した映像とその場で使ってコラージュを混合する。
www.tokyodex.com